僕はミューズリーを食べ始めてから10年以上になる、超ミューズリーマニアです。
元々は「健康に良さそう」というイメージでグラノーラを好んで食べていましたが、栄養や添加物について勉強していくうちに、様々な疑問を持つようになりました。
特に海外に住んだ経験がきっかけで、現地に売っていたミューズリーの美味しさにハマり、今に至ります。
見た目は鳥の餌みたいで毛嫌いする人もいますが、健康効果が高く、美容やダイエットなど、女性に嬉しい効能が盛りだくさんなので、今回の記事を通して少しでも魅力を感じて頂けたら嬉しいです。
ミューズリーの特徴&健康効果
では、そもそもミューズリーとは一体どんな食べ物なのでしょうか?
ミューズリーとは、ロールドオーツ(燕麦の押麦)などの未調理の加工穀物とドライフルーツ、ナッツ、種子類などを混ぜ合わせたシリアル食品の一種である。主に牛乳やヨーグルトなどをかけてふやかして食べる。市販のミューズリーには砂糖や蜂蜜で調味されているものもある。好みの配合を自作することもできる。
ではミューズリーを食べるとどんなメリットや効果が期待されるのか。まずは魅力から確認していこう♪
豊富なミネラル
ミューズリーは、他の食べ物から摂ることが難しい豊富なミネラルを、一度に摂取することができる優秀な食べ物の一つです。
むくみ予防に役立つ「カリウム」、イライラ・頭痛・貧血防止に繋がる「鉄分」、骨や歯の形成に役立つ「カルシウム」など、健康維持に欠かせない栄養素をたくさん含んでいます。
また日常生活で意識しないと摂ることが難しい「亜鉛」も多く含んでいる為、免疫力の向上、生殖機能の改善、鬱状態の緩和などの効果が期待できます。
美容に効果的なビタミンが豊富
ミューズリーには、血流の活性化やアンチエイジングに役立つビタミンB群・C・Eを豊富に含んでいます。
また体の代謝を促し、エネルギー消費がより効率的に行われるようになる為、体の発育や成長、美肌・美髪効果が期待できます。
腸内環境改善に役立つ食物繊維
ミューズリーの食物繊維は、白米の約20倍、玄米の3.5倍も多く含んでいると言われています。
食物繊維は腸を活発化させる働きがある為、デトックス・便秘改善・肌トラブル解消・免疫力アップ・体質改善などの効果が期待できます。
また食物繊維は水分を含むと膨れる性質があることから、満腹感を得やすくなるので朝食や昼食におすすめです。
ダイエット効果
ミューズリーは他の食べ物と違って砂糖・油などが使われておらず、自分で甘さや食べ方を自由に調節できるのがメリット。
また、そのまま食べても美味しくないし、少しの量でも腹持ちがいいので、結果的にたくさんの量を食べなくて済むんですね。
そういった食べ物は健康を害してしまいがちですが、上記で説明したように十分な栄養を摂取できるので、本気でダイエットしたい方にもおすすめです。
ミューズリーとグラノーラの違い
ミューズリーに似た食品で「グラノーラ」がありますが、この2つは何が違うのでしょうか?
グラノーラ(Granola)は、シリアル食品の一種。
ロールドオーツ(燕麦の押麦)や、麦、玄米、とうもろこしなどを主とした穀物加工品と、ココナッツ、ナッツなどを、砂糖、蜂蜜、メープルなどのシロップ(糖蜜)、植物油とで混ぜてオーブンで焼いたもの。さらにドライフルーツなどが混ぜられることも多い。オーブンで焼く途中に何度かかき混ぜる、もしくは焼き上げた後に破砕することで適当な塊状とする。加熱処理の有無がミューズリーとの違いといえる。
グラノーラとミューズリーの大きな違いは、穀物の加工の仕方と味付けの有無にあります。
- 【グラノーラ】
加熱調理済(味付けされている) - 【ミューズリー】
非加熱(味付け無し)
グラノーラとして販売されている商品のほとんどが加熱処理と味付けを施してあり、蜂蜜や砂糖をかけてオーブンでカリカリに焼いてあるので食べやすいのが特徴です。
また脱穀処理した穀物に熱を加えてある為、グルテンが含まれており、更にカロリーと糖質が高めなので健康やダイエットには不向きな食品になります。
逆にミューズリーは、穀物とフルーツを混ぜ合わせただけの非加熱処理である為、グルテンが含まれておらず、食感もよくないので正直美味しくありません。
ただ味付けや調理の仕方によって自分好みに調節しやすいことから、健康効果やダイエットに向いているのはミューズリーになります。
日本人に馴染みのあるコーンフレークと同じだと勘違いされる方がいますが、コーンフレークは原料がトウモロコシであり、ミューズリーの原料は押麦なので全く違う物です。
またコーンフレークは砂糖やシロップで味付けされているのに対し、ミューズリーはほとんど手を加えていない点も異なります。
グラノーラが健康に悪いと言われる理由
ミューズリーと比較して健康に悪いと言われるグラノーラですが、一体何が問題なのでしょうか?詳しく調べてみると様々な懸念点が分かってきました。
老化を促進させるAGEs(最終糖化産物)の危険性
老化を促進させる物質「AGEs」とは?
AGEsは体内の細胞や分子のほぼ全てのタイプに影響を与え、加齢の一因でかつ加齢性慢性疾患の原因であると考えられる。糖尿病の血管合併症の原因ともされる。
糖尿病患者の高血糖性の酸化ストレスや高脂血症などの病的状態では、AGEs生成量は通常より多い。AGEsは妊娠糖尿病の炎症性因子としても知られている。
動物およびヒトでは多量の外因性AGEsが吸収されて体の負担となり、アテローム性動脈硬化や腎不全などの原因となっていると言われる。
AGEsは別名「最終糖化産物」と言われており、体内で分解されにくく、肌・髪・骨など全身の老化を促進させ、様々な病気(糖尿病・高血圧・発ガン性)の原因を作り出します。
また「糖化」とは、タンパク質と余分な糖が結びついて劣化し、老化物質を生成する反応のことを言うのですが、これはホットケーキを焼くと焦げて茶色に変化しますよね。この状態が”糖化してる状態”なのです。
人間の体内で糖化反応が起きてしまうと、皮膚のたるみやシワなどの老化を促進。骨の芯から老化させる骨粗しょう症を発症することも。
つまりタンパク質と糖類が多く、高温加熱処理を施したグラノーラを日常的に食べている人は、日々の蓄積により老化を早めてしまう可能性があります。
酸化した油『トランス脂肪酸』の危険性
トランス脂肪酸の多量摂取による人体への影響として下記の病気が挙げられます。
- 心臓病
- 狭心症
- 心筋梗塞
- 認知機能の低下
- メタボリック
- 高血圧
- 動脈硬化
- 不妊症
- アトピー
トランス脂肪酸に関して一部の国では、製造・販売を禁止にしており、世界保健機構(WHO)はトランス脂肪酸を2023年までに根絶させることを発表しています。
しかし危険性があるにも関わらず、日本は特に規制も無く野放し状態で、個々で気をつけるしか対策できないのが現状です。
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人工甘味料の危険性
市販のグラノーラにはたくさんの砂糖が使われており、それだけでなく人工甘味料や添加物も配合されています。特に人工甘味料を摂取して懸念されることは下記の通りです。
- 精神の不安定さを招く(精神疾患)
- 肥満の原因(メタボリック)
- 生殖機能障害
人工甘味料は砂糖と違って合成化学物質(添加物)なので、体内に入っても代謝がうまく機能せず、身体にどんどん蓄積していきます。そして血液を通って脳内・脂肪・生殖器に影響を与え、上記で挙げたような症状を発症するのです。
また下記のような症状(副作用)がある方は、日常的に食べている物の中に人工甘味料が含まれていないか確認してください。
- 頭痛
- めまい
- むくみ
- 肥満
- 失明
- うつ
- 糖尿病
- 不妊症
- アレルギー
美味しいミューズリーの選び方
最初は小さめのサイズからお試し
ミューズリー単体で食べても美味しくない為、いきなり大きいサイズを購入してしまうと後悔する可能性があります。
なのでまずは小さいサイズから始めて、色々な味付けや調理法を試しながら自分に合った食べ方を見つけるようにしましょう。
可能な限り無添加であること
ミューズリーは乾燥した穀物やフルーツで作られていて保存が効く為、基本的に添加物は入っていませんが、なるべく無添加の物を購入するようにしましょう。
お店やネットで買う前に必ず原材料を確認してください。
慣れない方は蜂蜜味の物から始めよう
ミューズリーと言っても様々な種類が販売されていて、ベーシックな完全未処理の物もあれば、蜂蜜やチョコレートで味付けされている物などから選ぶことができます。
なので最初は蜂蜜味で余計な添加物が入っていない物から始めてみて、慣れてから完全未処理の物に変更するのがおすすめです。
ミューズリーのオススメの食べ方
ミューズリーも色々な食べ方があるけど、僕はずっと「豆乳×ヨーグルト×蜂蜜」のコンボで食べているよ。
外国人はオーブンで焼いてクッキーやバーにする人もいて、スイーツとしても活用できることから、色々試してみると面白いかもね♪
牛乳・ヨーグルト・フルーツと一緒に食べる
ミューズリーの一番ポピュラーな食べ方は、牛乳・豆乳・アーモンドミルク・ライスミルクに浸してから食べるのが一般的です。
またスイーツ感を出したいなら、ヨーグルト・フルーツ・ジャム・蜂蜜などをかけると、一気に食べやすくなるので初心者の方におすすめ。
他にも冬の寒い時期は、牛乳や蜂蜜と一緒に混ぜてレンジで温めてから食べるのも◎。
焼き菓子にする
ミューズリーはそのまま食べてもパサパサして味気ないので、オーブンがある方は蜂蜜やメープルシロップをかけて焼くと、カリカリとした食感が病みつきになります。
またクッキーの材料に混ぜて焼くことで、押麦とフルーツの組み合わせが美味しさを引き立たせ、糖質の摂取量を抑えることができることからダイエットにも向いています。
小腹が空いた時や、腹持ちの良いお菓子を作りたい時におすすめのお菓子です。
おすすめのミューズリー3選
では最後に、ミューズリーマニアの僕がおすすめする、本当に美味しいミューズリーを3つ紹介していきましょう。
カントリーファーム フルーツナッツミューズリー
ミューズリーは輸入品が多いこともあり、値段が高いのが特徴ですが、その中でも手頃な値段で購入したいならカントリーファームがおすすめです。
余計な添加物は一切入っておらず、穀物・フルーツ・ナッツのバランスがちょうど良いので、初心者の方でも食べやすいのが◎。
アララ クランチ ブラン ミューズリー
名前の通りクランチ感があってザクザクとした食べ応えを楽しみたい方におすすめ。
一般的な物と違って既にローストしてあり、更に蜂蜜で味付けもされているのでそのままでも美味しいし、ミューズリー特有の味が無くてパサパサが苦手という方でも安心して食べることができます。
また加熱処理してあるにも関わらず、余計な添加物は一切入っていないのも個人的にお気に入りの理由の一つです。
エルサンクジャポン 有機シリアルビオミューズリープレミアム
エルサンクジャポンのミューズリーに使われている材料は全て有機素材で、オーガニック商品に厳しいフランスが原産国です。
なので素材の安全性はもちろん、他のメーカーには無い「有機ひまわりの種・有機かぼちゃの種・古代小麦・有機アプリコットなど」、素材一つ一つにとことんこだわっています。
またミューズリー特有のパサパサ感が抑えられていて、フルーツの適度な甘さとのバランスがクセになりますよ♪
まとめ
今回はミューズリーの魅力や、グラノーラとの違いについて解説させて頂きましたが、いかかがったでしょうか。
日本人にとってあまり馴染みのないミューズリーですが、外国人にとっては一般的な健康食の一つです。
実際に僕自身も食べ始めてから便通が良くなり、今まで便秘になったことは一度もありません。
これはずっと便秘で悩んでいた妻も実感していることなので、間違いない事実です。(※もちろん人によります)
ぜひ今回の記事を参考にして頂き、初めて挑戦される方は小さいサイズから試すようにしてくださいね。
では今回も読んで頂きありがとうございました。
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