【肉工場経験者が語る】外国産牛肉の恐ろしい実態と正しい選び方

皆さんは牛肉を購入する際に国産・外国産のどちらを選びますか?

人によって味や食感、値段で選ばれると思いますが、実は健康面で考えた際に外国産の牛肉は極力買わない方がいいです。

 

じゃあ国産の牛肉なら安心なのかというと決してそうとも言えず、身体の事を考えるなら肉は食べないか、少量で十分なんですね。

でも肉好きな人からすれば全く食べないのはかなり難しいかと思います。

 

じゃあどうすればいいのかというと、「正しい牛肉の選び方」を知った上で購入すればいいのです。

そこで今回は国産牛と外国産牛肉の違いや危険性、そして肉工場で働いた経験がある僕だからこそ言える、牛肉の選び方について詳しく解説していきます。

 

外国産牛肉(輸入肉)が危険だと言われる理由

 

オースティン君

これからお話しする内容は、海外・日本含めて全ての肉工場が行っている訳でありません。

あくまで一部の工場、または劣悪な環境で生産されているのも事実であり、そういった商品が私達の口に入っている可能性があります。

少しグロい表現になってしまう部分もあるので、本当に興味がある方だけ先に進んでください。

 

レンダリングビジネスの問題点

皆さんは”レンダリング”という言葉を聞いた事ありますか?

肉工場で働いた事ある方なら知ってると思いますが、飼料や肉を加工するうえで必要な作業行程の一つで、このレンダリングビジネスにこそ、輸入肉の最大の問題点があるのです。

畜産分野におけるレンダリング(rendering)とは、畜場の食用に用いられない屑肉などから粉末肥料、飼料、洗剤などの原料となる動物油脂およびミールを作ること。

引用元:Wikipedia

 

上記を簡単に説明すると、”牛が食べる餌に利用しない牛の一部を使い、それを食べて育っていくということ”

まだよく分かりませんよね。

 

実は肉工場には「レンダリングルーム」と言って、”肉以外の内蔵や必要のないくず肉を収集する部屋”があります。

そこには通常食用としては使われない、”頭部・骨・爪・内蔵”などが流れてきます。

 

それらは、強力な撹拌機(かくはんき)で粉々にして粉末にする事で、牛の飼料や農家の肥料にするというものです。

すごく効率的なように思えるかもしれないですが、ここで重大な事実が発覚します。

 

それは国や施設によっては、健康ではない牛の臓器などが使われている可能性もあるということ』

要は病気を発症している動物や、状態の悪いものでもそこに放り込まれて飼料にされ、それを餌として牛が食べているのです。

(※基本的に大抵の施設では厳重に検査を施してあります)

 

そして、その肉を僕達人間が日々食べてるんですね。

もちろん通常は、殺菌や消毒を徹底的に行ってると思いますが、菌の問題というよりも、栄養価の方が僕は気になってしまいます。

 

当たり前ですが人間も食べるものによって細胞が作られ、健康を維持することができています。

もちろん栄養価の低い物ばかり食べていれば、病気になりやすくなるのは皆さん分かっていますよね。

 

これは人間だろうと牛だろうと同じ生物である以上、同じことだと思います。

そうなると、そのような栄養価の無い飼料を食べて育った牛がどうなるのか?一度考えるきっかけになるのではないでしょうか。

 

私達の生活に潜む肉骨粉の闇

更にレンダリングによって採れた脂肪分などは、化粧品などの潤滑油・ワックス・石鹸などに精製され、それ以外のものは乾燥して「肉骨粉」になります。

肉骨粉(にくこっぷん)は、牛・豚・鶏から食肉を除いたあとの屑肉、脳、脊髄、骨、内臓、血液等を加熱処理の上、油脂を除いて乾燥、細かく砕いて粉末としたもの。

引用元:Wikipedia

 

人間の食べ物として認められないものに関しては別の製品に活用して、様々な商品へと変化していく。

そして残った「肉骨粉」に関しては日本では使用を禁止されているものの、海外の一部の国では飼料や農業の肥料、自分達がペットに与える餌にも配合されているのです。

 

確かに無駄を省く為や、お金儲けの為に必要なビジネスかもしれないですが、その結果起きた大きな事件が『1997年に問題になった狂牛病』に話が繋がってきます。

もちろん最近は世界各国で肉骨粉の使用を禁止し、植物性の飼料や魚粉を使った物で飼育しているところが増えましたが、アメリカの一部の企業では変わらず使っているところもあるそうです。

 

そういった商品が日本国内で出回っている可能性は低いとは思いますが、もう一点、更に注意すべき事があります。

 

安全性の高い牛肉専門店


 

米国産牛肉は大量の遺伝子組み換え成長促進剤を使用

アメリカやカナダ、オーストラリア、ニュージーランドは成長促進剤の使用を許可してる国ですが、その中でも特にアメリカの基準は度を超えています。

こういった理由からヨーロッパ諸国はアメリカ産の牛肉輸入を禁止しています。

 

では日本はどうなのかというと、国内における使用は禁止されています。しかし、日本国内にアメリカ産の牛肉は流通してますよね。

それらは成長促進剤を使用していない物なのでしょうか?答えはNOです。

 

じゃあなぜ成長促進剤が危険だと言われているのでしょうか?

それは、これらを含んだ肉を食べることによって『乳がんや前立腺ガンになる可能性が高いから』です。

「1950年代から、アメリカ産牛のほとんどが『肥育ホルモン剤』としてエストロゲンなどの女性ホルモンを投与されて育てられています。

『成長促進剤ホルモン』とも呼ばれ、牛の成長を早め、飼育コストが節減できるからなのですが、このような女性ホルモンが残留した肉は人間の子供の性成熟に拍車をかけたり、がんの発症を誘発したりする懸念があるのです」

引用元:マネーポスト

 

2009年に開催された日本癌治療学会学術集会で北海道大学の半田康医師は、「牛肉中のエストロゲン濃度と、ホルモン依存性癌発生増加との関連」を発表しました。

「わが国において乳癌、前立腺癌を含むホルモン依存性癌は急速に増加しているが、これに並行するように牛肉消費量も増加している。

国内消費量の25%を占める米国産牛肉では、肉牛の飼育時に成長促進目的にエストラジオールを含むホルモン剤の投与が行われる。

米国の牛肉消費量は先進諸国で最多で増加傾向にあるが、癌発生数は乳癌、前立腺癌が極めて高い。このため、牛肉に含まれるエストロゲン濃度を検討した」

 

昨今発症しやすいと言われる、牛肉の消費量が増えると共に乳がんや前立腺がんの患者数も増加しています

通常の飼育方法であれば自然の雑草などを食べ、骨や筋肉をゆっくり形成して成長するのに対して、ホルモン剤を使用することでたったの20ヶ月齢で出荷できる程急激に大きくなるのです。

 

これは日本国内においては、最低25~30ヶ月は餌を与え続けてからじゃないと出荷できないので、通常よりも極端に成長速度が早いのがわかるかと思います。

当たり前ですが、短期間で急激に成長させるのは生物的にどうしても無理が生じます。

 

無理を重ねた生物が健康体でいれる訳がありません。

この話を聞いて牛肉を購入する際に、少しでも考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。

 

オースティン君

例えば韓国では、身長を伸ばす整形手術をする人がかなりいるのですが、その際に同じように成長ホルモン剤を摂取したり、人工的に骨をくっつけたりするみたいなんですね。

でもその結果、骨が脆くなって骨折しやすくなったと言う報告もたくさんあります。

やはり人工的に生物の身体に手を加える事は、決して容易ではないし、何より危険性の方が高いという事だけは理解しておきましょう。

 

ヘルシー志向の方にオススメ!牛肉の正しい選び方

上記で述べたように、特にアメリカ産の肉に関しては注意が必要です。

それは牛肉だけではなくて、鶏肉や豚肉でも同じことが言えます。(※最近は安全な販売業者が増えています

 

またスーパーで購入する時だけでなく、安いステーキ専門店・チェーン店など破格の値段で商品を提供されてるお店は、ほぼアメリカ産牛肉を使用してると思っていいでしょう。

なので少しでも安全な物を食べたいなら、そもそもそういうお店には行かないでください。

 

じゃあどんな商品を買えばいいのかというと、『国産・EU産・グラスフェッドビーフ』がオススメです!

【グラスフェッドビーフとは?】

私達が日常的に食べてきた牛肉は、ほとんどが穀物肥育牛(グレインフェッドビーフ)。もともと草食動物である牛に穀物を与え、牛舎の中で脂肪を蓄えさせた牛です。

一方、牧草飼育牛(グラスフェッドビーフ)は自然環境のもとで放牧され、牧草だけを食べて健康に育ちます。

その肉質は赤身がとても多く脂肪が黄色いのが特徴。栄養価が高いうえ、しっかりした歯ごたえと自然を凝縮したような肉本来の旨味が魅力。

引用元:SAITO FARM

 

国産のお肉の安全性が高いのはある程度理解できてると思うので、EU産のお肉、またはグラスフェッドビーフを取り扱ってるお店で購入しましょう。

特に比較的安く買える『オーストラリアやニュージーランド産のグラスフェッドビーフ』が最もコスパが良いと思います。

それはなぜかと言うと、この両国は広大な土地を活用して自然放牧で飼育しているからです。

 

無理に成長を促すのではなく自然の中で生えている草を食べ、時間をかけて育っているので、日本で見る牛よりも痩せていて脂肪が少なく、しっかりとした肉本来の味を楽しめます。

しかしここで問題なのがグラスフェッドビーフ自体、一般的なお店ではあまり売られていません。

 

なのでネットを活用して配達してもらうしか手に入れる事はできないんですね。

個人的にオススメな商品を下記にリンクを貼っておくので、気に入った商品があれば一度食べてみてください。

 

オースティン君

グラスフェッドビーフは、肉本来の味がしっかりしていて赤身が多いので、焼き方を工夫しないと堅くて食べにくいと思います。

よかったら別記事で焼き方や特徴に関して詳しく解説してあるので、ぜひそちらを参考にしてみてくださいね♪

 

Amazon・楽天で人気のグラスフェッドビーフ専門店【SAITO FARM】

 

 会社概要

【会社名】
株式会社 日本機能性医学研究所

【設立】
2009年5月

【代表取締役】
斎藤 糧三

【所在地】
〒107-0062 東京都港区南青山6-6-21-9F

【HP】
https://saitofarm.jp/

 

国内で唯一グラスフェッドビーフに力を入れている専門業者と言ってもいいのが【SAITO FARM】です。

ニュージーランド政府公認の「Silver Fern Farms社が誇る「Reserve」」の牧草牛だけを厳選し、安心安全かつ美味しいと評判の会社です。

 

一般的にグラスフェッドビーフは臭みがあって、肉質も硬く、日本人にはあまり好まれないのですが、【SAITO FARM】さんのは臭みもなく柔らかくて、サラッと食べれちゃうのが最大の魅力。

そもそもこのブランドの名前の由来でもある、日本機能性医学研究所所長の斎藤糧三医師が様々な研究結果を経て、日本人の健康のために最適な肉としてセレクトしたのが、ニュージーランド産のお肉だったのです。

 

セイラちゃん

ニュージーランドという国柄もあって、厳しい審査基準にクリアしたグラスフェッドビーフしか日本には輸出できないんだよね。

徹底した自然放牧によってアレルギーの原因となるような成分を一切摂らせず、牧草や野草のミネラル分・ビタミンだけを摂取させることで、良質なタンパク質・亜鉛・オメガ3脂肪酸・リノール酸などを豊富に含んでいます。

更には、美容やアンチエイジングに必要な抗酸化作用も豊富なことから、特に健康&美容意識の高い女性から大変人気のお肉なんだよ♪

 


 

スーパーでは手に入らない安心安全なお肉が買える【ミートガイ】

 

 会社概要

【店舗名】
ミートガイ本店(TheMeatGuy)

【販売業者】
ティーエムジーインターナショナル株式会社

【代表者(運営統括責任者)】
中島 敏彦

【所在地】
〒457-0801 名古屋市南区丹後通4-8-1

【HP】
www.themeatguy.jp

【ミートガイ】は名古屋にある会社で、実店舗を持たず、インターネット通販のみの取り扱いになります。

 

1番の強みは、スーパーでは手に入らないような様々な種類のお肉を取り揃えていることで、しかもネットのみだからこそ量・質共にコスパが良い商品が多いです。

  • グラスフェッドビーフ
  • ラム肉
  • カンガルー肉
  • ワニ肉
  • ウサギの肉 etc…

 

また一商品当たりの量も多い為、バーベキューやパーティなどにも活用できてオススメ!

注文してから出荷まで当日、または翌日には発送してくれる点も利用者の方から好評を頂いています。

 

オースティン君

【ミートガイ】ならグラスフェッドビーフだけでなく、牛肉以外のヘルシーで貴重なお肉も購入できる点は嬉しいサービスだよね。

個人的にはジビエ料理も好きだから、たまに鹿肉を食べたい時によく利用しちゃうかな♪

 


 

まとめ

最後に、お肉はただ美味しく食べるだけでなく、人間にとって必要な栄養源の一つです。

その重要な役割であるにも関わらず、生産の仕方に問題があり、そのせいで我々の健康にも悪い影響を与えてしまいます。

 

せっかく食べるなら安心安全で良質なお肉を食べるように心がけましょう。

安い物には安い理由があるので、最低限の認識として、スーパーで売ってる格安の輸入牛は食べない方がいいと思います。

 

なるべく「国産・EU産・グラスフェッドビーフ」を選んで購入するようにしてくださいね。

では今回も読んで頂きありがとうございました。

 

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