皆さんは「体に悪い食べ物」「危険な添加物」についてどこまでご存知ですか。
主にネットを中心に様々な観点で議論されていますが、個人的にはどちらも食べ過ぎなければ問題ないと思っています。
しかし現実問題として、加工食品にはたくさんの食品添加物が使われており、日々の蓄積によって病気の原因になっている可能性も十分あります。
なので、「極力食べない方がいいけど、たまに食べる分には問題ない」というのが僕の結論です。
じゃあ具体的に何を食べてはいけないのか、そして添加物にはどのようなリスクがあるのかについて、解説していきましょう。
【結論】加工食品の食べる量を減らそう
まず健康的でありたいなら、加工食品を極力食べないようにしてください。
~加工食品とは~
私たちが毎日の食事で利用している食品は、動物・植物の天然の物のみならず、これらに加工・調理を施した物も多く利用されています。食品の多くは長期間保存することができません。そのため食品の品質保存・有効利用・安定供給を目的として、いろいろな手段や方法を用いて食品を加工・処理したものが加工食品です。近年では栄養素量を改善したり、色・香り・味などの嗜好性を高めるだけではなく、簡便性、調理の短縮化を図ることなども目的とされています。
加工食品は「食品を加工する=品質の維持&保存性を高める」ことを一番に考えて作られています。
例えば、生野菜やお肉・お魚などは長期間保存することができませんよね。なので買ってきたらすぐに使い切るか、冷凍保存する人がほとんどだと思います。
これらの問題を解決したのが加工食品であり、元々の素材に味付けや添加物を加えることによって、品質や保存性を高めることが可能になりました。
この技術自体は本当に素晴らしいことです。しかし物事にはメリットもあればデメリットもある訳で、逆に年々病気になる方が増加しているのも事実なんですね。
ガンの死亡数(全国)
もちろん添加物単体で見れば人体への影響は少ないでしょう。しかし、添加物は体に溜まりやすい性質があることから、日常的に摂取していれば体の中で異常は起きます。
なぜなら体にとって違和感のある成分だからです。
この違和感がある状態を続けていれば、どんなに性能の良い物でもいつかは壊れます。つまり車で言うガソリンが低品質なら、いずれ車自体が壊れるのと同じ原理です。
では具体的にどんな物を控えればいいのでしょうか。
- 水産練り製品
- 肉加工品
- 乳加工品
- 野菜加工品
- 果実加工品
- 油脂食品
- 嗜好食品
- 調味料
- 菓子類
- 冷凍食品
- レトルト食品
- 缶詰食品
- びん詰め食品
- インスタント食品
これらを見て分かる通り、ほとんどがスーパーやコンビニで簡単に手に入る物ばかりですよね。
ただし一切食べるなとは言いません。少しずつで良いので、まずは減らしていくことから始めてみてください。
僕自身も今でこそ加工食品を減らした生活に慣れましたが、そのおかげもあって慢性的な吹き出物、口内炎、下痢、鼻炎の全てが解消されました。
これは自分でもびっくりしていることですが、これは間違いなく添加物による影響だったんだと実感しています。
なのでもし何かの症状で悩んでいる方は、ぜひ一度試してみてください。人によっては分かりやすい体の変化にすぐ気づけると思います。
では更に深掘りしつつ、気をつけるべき添加物や、具体的な食べ物について下記にまとめました。
食べ物に含まれる危険な添加物リスト
ここからはどんな食品に食品添加物が使われていて、どのような危険性があるのかを更に詳しく解説していきましょう。
トランス脂肪酸
トランス脂肪酸は様々な加工食品に含まれており、マーガリンはもちろん、クッキー・チョコレート・揚げ物などに使用される油の一種です。
単体で少量摂る分には人体への影響はほとんど無いですが、多くの加工食品に使われている為、外食やコンビニ食が多い方は非常にリスクの高い成分になります。
また一部の国では使用を制限しているところがあるにも関わらず、国内においては野放し状態であり、最近急増中の肥満やアレルギーなどへの影響が懸念されています。
関連性のある病気
- 肥満
- 心臓病
- アトピー
- アレルギー性鼻炎・
- 動脈硬化
- 脳疾患
多く含まれる食べ物
- ファストフードの食品
- フライドポテト
- ポップコーン
- チョコレート
- ビスケット
- パン
- ケーキ
- スナック菓子
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合成着色料
合成着色料は、「赤色2号・3号・104号・105号・106号・黄色4号・緑色3号・青色1号・2号」などと表示されており、食品の見た目を鮮やかにする為に使用されています。
しかし様々な病気との関連性が疑われており、実際に海外の一部の国では規制されているのに、国内では規制の対象外になっている物も多々あります。
また合成着色料の他に「天然着色料」もありますが、人工的に加工された物が使用されている場合もある為、実際は安全性が確保されている訳ではありません。
関連性のある病気
- 発ガン性
- 不妊症
- 遺伝子損傷
- アレルギー
- ADHD
多く含まれる食べ物
- スナック菓子
- ジュース類
- 漬物
- かまぼこ
- ジャム
人工甘味料
人工甘味料の中で最も使用されているものは「アスパルテーム L-フェニルアラニン化合物」であり、主にゼロカロリーや糖質ゼロの食品に含まれています。
昔は「砂糖よりも健康的」と言われた時期もありましたが、最近の研究では人体に有害な物質の一つとして、様々な専門家が警鐘を鳴らしています。
人工甘味料を摂取すると大量のインスリンを放出し、余分な脂肪が溜まるだけでなく、発ガン性・糖尿病・アレルギーのリスクが高まる為、多量摂取には注意が必要です。
関連性のある病気
- 発がん性
- 失明
- うつ病
- アレルギー
- 糖尿病
- 精子減少
- パーキンソン病
多く含まれる食べ物
- ジュース
- ノンアルコール
- ガム
- キャンディ
- ドレッシング
皆さんは甘いものは好きですか?僕は甘い物が大好きで、洋菓子(ケーキ・チョコ)よりも和菓子を好んで食べます。 ただ健康の事を考えるようになってから、昔よりも食べる量がかなり減りました。 実は甘いものには、人間の[…]
亜硝酸塩
亜硝酸塩は食品の保存料や、見た目を鮮やかにする発色剤として使用される添加物の一種で、主にチーズやハムなどの加工食品に含まれています。
一部の専門家からは、亜硝酸塩の多量摂取がアレルギーや発ガン性などに影響を与えると言われており、積極的に摂るべきではない成分の一つとして挙げられます。
実際に農林水産省のHPにも関連性を懸念する内容が書かれており、健康を気にする方は摂取を控えた方がいいでしょう。
硝酸塩は、通常摂取する程度では、それ自体は特に人体に有害なものではありません。しかし、ヒトの体内で還元され亜硝酸塩に変化すると、 メトヘモグロビン血症や発ガン性物質であるニトロソ化合物の生成に関与するおそれがあるということが一部で指摘されています。
関連性のある病気
- 発がん性
- 遺伝子異常
- 頭痛
- 記憶障害
- うつ
多く含まれる食べ物
- ハム
- ウインナー
- たらこ
- 魚肉ソーセージ
- チーズ
リン酸塩
リンは、歯・骨・筋肉の発達に必要な成分の一つで、摂取量が不足すると糖尿病や高血圧の発症リスクを高めます。
しかし実際は、様々な加工食品に使用されていることから、むしろ摂り過ぎによる影響の方が懸念されています。
リンの摂り過ぎは腎臓機能の低下や、カルシウムの吸収を妨げる作用がある為、日常的にハム・ツナ・乳製品などをよく食べる方は注意が必要です。
関連性のある病気
- 骨粗しょう症
- 腎臓疾患
- ミネラル排出
- 遺伝子異常
多く含まれる食べ物
- ちくわ
- ハム
- ウインナー
- ツナ
- チーズ
イーストフード
パンを作る際、発酵させる為に天然酵母を使用するのが一般的ですが、発酵までに時間がかかってしまう為、最近はイーストフードを使用しているパン(菓子パン)が販売されています。
そのおかげで、短時間でふっくらとした柔らかい食感のパンが大量に作ることができますが、欧米を含めた他国では使用を禁止にしているところもあるのです。
その理由は、イーストフードに含まれる「リン酸塩」や「臭素酸カリウム」の人体への影響が懸念されているからであり、特に臭素酸カリウムに関しては、遺伝毒性発ガン性が疑われています。
また、パンに使われる臭素酸カリウムは、”焼き上がりに残留してなければ食品添加物として表記する義務はない”為、国内製造のパンのほとんどが「イーストフードの一括表示」で認められています。
関連性のある病気
- 発がん性
- うつ症状
- 嘔吐
- めまい
多く含まれる食べ物
- 食パン
- 菓子パン
皆さんはパンや麺類は好きですか?現在、小麦を使った食べ物は大量に販売されており、ほとんどの加工食品に使われています。 パン ピザ うどん ラーメン 天ぷら ケーキ お菓子類全般 お好み焼き[…]
増粘剤
増粘剤は食品の粘性や安定性を持たせる添加物であり、主に「ペクチン・カラギーナン・キサンタンガム」と表記されています。
一般的には天然由来のものが使用されていますが、一日当たりの摂取量が定められており、摂り過ぎによる発ガン性が懸念されています。
またキサンタンガムはとうもろこし由来で、遺伝子組み換え(GMO)を使用している可能性もあることから、積極的に摂るべき成分ではありません。
関連性のある病気
- 胃潰瘍
- 食欲不振
- 発がん性
- アレルギー反応
- 慢性的な腸の不調
多く含まれる食べ物
- ジャム
- 炭酸飲料
- ゼリー
- アイスクリーム
- ドレッシング
安息香酸
安息香酸は、細菌やカビの増殖を抑える保存料や防腐剤として、清涼飲料水や栄養ドリンクなどに使用されています。
しかし、ビタミンCと結合すると化学反応を起こし、発ガン性や白血病に関連する猛毒の『ベンゼン』を生成することがある為、成分の組み合わせによっては大変危険です。
特に普段から清涼飲料水を飲んでいる方で、同時に柑橘系の酸味料を摂取することは避けるようにしてください。
関連性のある病気
- 神経障害
- 発がん性
- 白血病
- 細胞の突然変異
- 多量摂取で死亡する可能性も
多く含まれる食べ物
- 炭酸飲料
- 栄養ドリンク
ソルビン酸K
ソルビン酸K(カリウム)には細菌やカビの発生の増殖を抑える働きがある為、腐敗防止として多くの食品に使われる保存料の一種です。
なのでボディクリームや化粧水、口紅などの化粧品にもよく使われます。
体内に入ると、細胞の遺伝子を突然変異(変異原性)させ、染色体異常を引き起こすことがあり、変異原性は発がん性と深い関係があります。
関連性のある病気
- 染色体異常
- 亜硝酸塩と結合すると発ガン性に変化
多く含まれる食べ物
- ハム
- ちくわ
- 漬物
- 味噌
- ケチャップ
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まとめ
今回は、市販の加工食品に使用される添加物の中でも、特に注意すべき物を厳選して紹介させて頂きました。
これらの話を聞いて多くの方は、「じゃあ何食べればいいの?」と思った方も少なくないでしょう。
もちろん完璧に防ぐことはほぼ不可能です。それぐらい世の中の様々な食品に使用されていることから、調味料から全て手作りするぐらいじゃないと対策はできないと思います。
しかし、ちゃんと吟味してから買うこと。そして、加工食品を食べる量を極力減らすことは誰もができるのではないでしょうか。
日々の小さな積み重ねが病気を作り出すきっかけになるなら、その逆で健康になることも意味します。
なので、出来ることから少しずつ始めてみましょう。
その為にもまずは知ること。そして知識を蓄えたら買う物を選ぶこと。たったこれだけなので、ぜひ意識して行動してみてくださいね。
では今回も読んで頂きありがとうございました。
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